〒LOOP

わたしが考えている事を綴るはずだったのに、いつの間にかわたしが無限ループにはまる様を見ていただくブログになってきた。

大学と奨学金制度の逃げ方

奨学金の話が最近よく出ていますね。
そんなわたしも奨学金利用者です。日本学生支援機構の。
第二種なので返済には利子がつきます。
この奨学金制度、本当にわたしも腹立たしい制度です。

まず成績優秀な人に第一種を貸与するというもの。
これって、矛盾してるんじゃないかなと思うんです。
ちなみにわたしは成績は高校時代よかったけれど第二種だから基準はよくわかりません…もしかしたら成績優秀な人への貸与というのは他の奨学金なのかもしれませんがとりあえず奨学金と名のつくもので成績優秀なものへ優遇する制度は意味がわからない。
学力低下とかで最近騒がれていますがそれだって政治の責任でしょう?それに貧困層になるにつれて学力が下がる、つまり親の収入が子どもの学力に大きく影響を与えることだってわかってるのに。どうしてそんな風に成績優秀じゃないから勉強する意欲がないと言えるのでしょうか。
これはもちろん、わたしの感情に任せたらそうなりますよ。高校時代わたしもそう思ってましたもの。わたしの家は裕福じゃなかったから塾へも行かなかったけれど、それなりに学校で先生に聞いたりして勉強した。だからわたしみたいに裕福じゃなくても勉強はできる。家庭環境で学力が伸びないなんて甘えだって、思ってました。
でも大学に来てから、いろんなことが見えてくるにつれて、わたしは裕福ではなかったけれど貧困でもなかったんだって。わかったんですよね。
だから成績優秀な生徒に優遇して奨学金を利子なしで貸したり、給付にしたりというのは本当におかしいと思うんです。
政治を動かした大人のつけが、子どもに回ってきてるんじゃないの?あなたのツケを背負わされたその子どもに将来多額な返済を平気な顔して求められるの?って。
そりゃ借りたものは返さなきゃいけないというけれど、こっちだって借りたくて借りたわけじゃないんです。もっと大学の制度を考えた方がいいんじゃないかなあ、離党とか分裂とかやってる暇があったら教育制度の見直しでもやればいいのに、って思うんですよね。

あと個人的に嫌なのが「返済は後輩のために必要だ」みたいな言い方。そんな風に偽善ぶらないで返済義務がある、法的にどうなるって言えばいいと思うんです。
大学の就活や推薦で教員になる人たちを見ていると、ここで辞退したら後輩に迷惑かける、とか、そんなことを気にしている人は確かにいます。でも少数派だし、それも辞退しない言い訳を考えていたり、迷いを自分の中で作って足を踏み出さない言い訳にしているとしか思えないんです。本当に大切なのは後輩よりもいまの自分のこと。後輩のことを考えてどうのこうの言う人にはすぐに「あなたの人生なんだからあなた自身のことだけ考えて決めなさい」って言ってあげたい。
話がずれましたが、なんていうか、大学は将来奨学金を返せるだけの返済能力を持たせる教育も同時に行わないといけないのではないですかね。大学は大人の世界だから単位にも冷淡だし授業の出席も管理しないなんて、結果が出せなかったら学生のせいにしてしまえる、そんな自分に都合の良い環境を作っているとしか思えません。

…外はこんなに寒いのに脳みそだけがヒートしてしまいました。体もあったかくなればいいのに!