〒LOOP

わたしが考えている事を綴るはずだったのに、いつの間にかわたしが無限ループにはまる様を見ていただくブログになってきた。

進学が賭けと言われる社会と、転職に関して

借金返済のために風俗店で働く女子学生の問題が、本当は奨学金のせいではない明らかな理由。 (本田康博 証券アナリスト・馬主・個人投資家) : シェアーズカフェ・オンライン

なんかわたしとしては論点がずれてるんじゃないかとしか思えない。

風俗で働くことと奨学金返済が時制的に一致していないから、直接の因果関係を否定できるっていうのは違うと思うんです。

たぶん風俗で働いているのは色んな価値観やジェンダーや性に関する倫理観とかが変わってきたこともあると思う。(わざわざ女子大学生と風俗を並べて書き出すのはその話題性を狙っている、つまり低劣なニュアンスしか持たせることができていないとわたしは思うけれど)

だから単純に風俗ではなく、時給の高い仕事という観点で見てみるとします。

たぶん実情は、奨学金じゃ学費を払って生活していく分に足りないからだと思いますよ、単純に。
わたしだって奨学金借りていても毎月2〜3万円分は働いて学費に回さないと払えなかったし。つまり生活するには奨学金が少なすぎるってことですね。
しかも、私立理系だと学費高い上に時間がない。大学のことバカにしてる人も多いけど、たとえばわたしのいた建築学科を例にとると、一つの模型作るのも大変時間がかかるし、ものすごく出費もある(白模型でいいところを、教授からいい評価をもらうためにわざわざ草生やしたり人置いたりお金のかかることをしなくちゃならない人もいた:意匠デザインで生きていきたい人や、いい成績を取りたい人)。
将来のために教職取ったり、学びたい意欲があって必修でもない、単位も足りているけれど倫理学や心理学、国際論的なものを取っている学生なんてもっと時間がないでしょうね。
そんな学生は私の見る限り他にいなかったけれど。

何が言いたいかって、女子学生を批判するより先に日本の教育制度批判して直してみろよ、ということ。
学生が奨学金を借りて風俗で働かなくちゃいけないにはなんか理由があるんですよ。それこそ家庭環境もそう。

そもそも、教育が意味のない投資だの行く意味あるか?と言われるだの、賭けだの言われているような社会じゃダメだ。
日本では進学するためにもお金がかかる。
しかもね、大学行く意味あるか?なんていう大人はいるけど、だったらそもそも新卒一括採用から止めさせなよって話。
たぶん、そうやって青田刈りしてもらう権利が欲しいから大学行ってるんだと思うんです。
大学という存在や学生を"ディスる"んなら、そういうところから、それこそ大人ができるところから始めて欲しいものですよね。

私はもう学生じゃないから、本当にいまの社会の働き方を変えたいと思ってる。
もちろんいま話題の高度プロフェッショナル労働制、あれも社会の整備をしてから始めるべきだと思うんです。


これにもあったように、確かに割増賃金を増やすだけじゃ意味はない。なぜならそもそも残業代が支払われていないからと、残業代を食い物にしている労働者も少なからずいるから。
残業することがメリットをもたらす場合もあるからですよね。

じゃなくて、残業にメリットをなくすことを考えたほうがいいのではないでしょうか。
いまの日本は横の流動性がないから、転職回数もネックになる。
そうじゃないと思うんです。TOEICの勉強をしていると、海外の流動性高いなって思いませんか。働いている人についての評価とかを横のつながりで共有してしまうんですから。
でも、それがあってこそ淘汰されるというのは一理あると思うのです。
同じ仕事内容で、給料や福利厚生がよければそちらに流れますよね?流れられない理由は、みんなが転職において転職回数がネックになることを知ってるから。
確かに採用する側は長く働いて欲しいと思うかもしれない、でもそれはコスト的な話とただでさえ人手不足なのに優秀な人材が逃げるのを防ぐためですよね。
なら合法な方法で人の流出を防ぐための努力をすればいいんです。それが出来なければ人手不足やらなんやらで潰れる。
これによって日本社会の働き方はボトムアップされるのではないかと思うんです。
じゃあコスト面いきましょう。
たぶんこれは求人サイトが悪いと思います。
マイナビリクナビか何かが以前、新卒採用のサイトであまりにも応募を促すのが問題視されたことがありました(わたしはとても問題だと思うのにあまり騒がれませんでしたね)。
仕事柄ハローワークの内情を知ることもありますが、企業に「みんな12時間くらい本当は働くけど、ハローワークさんなら(所定勤務時間に関する記載)8時間ってかいとけばいいって言われたから。飲食業界が(法定)時間なんか守れないってよくわかってんだよねえ」なんて言われた時はもうポカンとしましたよね。
ああ、だから求職者にあてにされないんだ、って。
だって変じゃないですか?せっかく国が提供する採用インフラ?があるのに、リクルートなどの一般企業が成長しちゃって、ハローワークはいまやブラック企業と言われる企業の巣窟となっているなんて。
ハローワークなら無料で出せるんだから、まず掲載費用なんてかからない。だから転職者を採用するコストもぐんと下がると思います。まあコスト削減については、社内の制度や福利厚生を整えておけば自然と社員の紹介などでいい人材が入ってくる、といってしまってもいいのですが…
とにかく社内制度を整えることが大きなメリットにつながる社会にして欲しい。
求人サイト見ていて思いますが、経験とかスキル、資格などを散々求めておいて最低賃金スレスレで雇おうとするとかどんな魂胆だとと感じませんか?
人がその時間拘束され、そのもらったお金で生きていかなくちゃならないということを考えたら、つまり使用者が時間を大切にしていたら(たまに自分の時間は大切にして他人の時間については全く大事にしない人もいますが)、そんなことは起きないと思うんですよね。
最低賃金は本当の意味の”最低”賃金になってはだめだとわたしは思います。

大幅に話が逸れてしまいました。
とにかく私は、いまの日本の働き方をどうにかしたいんです。
こんなところでこやって叫ぶしかないけれど。





知らなくていいこと。



こういうのを見ると、知っておくべきことと知らなくていいことの境目っていうのが、世の中には確かに存在するなぁと思いますよね。
わたしはそんなに人付き合いが得意な方ではありません。
友だちはいますが、一人でいる方が楽です。
特にTwitterなどのSNSもしていませんから、地元を離れた今、地元の友だちと常につながることのできる方法もありません。

でも、SNS疲れしている人とか、私と同じく一人でいるのが好きだという方も少なからずいるとおもうのいると思うのです。

そんな人たちがこれを目にした時、どう思うか?
心の中では、たくさん友だちが欲しいと思っているけど、うまく人と関わることができない人が見たらどうおもうか?
中身を見ていないからなんとも言えないけれど、この書籍が「友だちが多い方が人としての価値が高い」という妄言を謳いそうな雰囲気なら、それをもういろいろ失敗だろうなと思います。

中には障害を持っていて人とうまく関われない人もいるんです。
そうじゃなくても、性格とか趣味嗜好なんて、どうしようもないことなんです。
1人が好きだけど長生きしたいと思っている人は、自分の性格を矯正しないといけないのかなとか、考えちゃうかもしれないし。
友だちを作りたいけど作れない人は、いきなり(もちろん統計データではあるけれど)寿命短いですよ、って宣言されて戸惑うだろうし。

なんていうか、やっぱりこの事実は知らなくていいことだったと思うんですよね。



男性の女性敵視を強めるコラムの存在意義

【女子のリアル平均】20~30代の女性が結婚相手に求める「最低年収」は、なんと○○万円! - Woman Insight | 雑誌の枠を超えたモデル・ファッション情報発信サイト

わたし、こういう記事許せないんですよね。
なぜわざわざ、男性の女性敵視を促すような記事を書くのか。
ただでさえ今の世の中、マタニティーマークもつけて歩けないような世の中なのに。いや、これは女性からの女性敵視もありますが。
女性専用車両の話なんてしたら非難殺到でしょう?

わたしは恋愛コラムを書くときに、絶対に男性が女性を敵視しそうなことは書きません。
むしろ性別による対立をなくす方向に動いているつもりです。
悲しいでしょう、普通に。
別に心の中であいつらは顔と金しか見てないとか思ってるのは百歩譲って許すけど、(もちろんそれを匿名掲示板とかで晒さない約束で)(でも内心悲しい)、そんなのをこうやってウェブという誰でも閲覧可能なところに置くものではない。

しかも、別にわたしは年収200万でもないし合コンにも行ったことはないけど、この記述。

ちなみに「夫婦合わせて700〜800万あったらいい」という理由で「500万」と答えた方が2名ほどいらっしゃいましたが、自分が年収200万だとして、どこで年収500万の男性と出会うんでしょう……合コン?

どうして男性の女性敵視を助長するような書き方をするのでしょうか。

元はと言えば、女性の平均年収が男性の平均年収よりも低い原因は社会の構造や歴史、そして出産などの人生イベントなど(女性という性の体の作りや人間の子孫の残し方という今からではどうしようもないところ)にあるわけですよ。

昨日も書いたけど、結婚できる年収に若い人たちが達していないのは確かなんです。だから”求める”平均年収なんて、実際の平均年収より高いに決まってるじゃないですか。

理想を聞いておいて、現実と比べて女性を批判するなんて、論理崩壊していませんか?

そんな記事をライターに書かせるくらいなら、もっと社会派記事を書けばいいと思いますよ。

少なくとも、そっちのが誰かに不快な思いをさせないんじゃないかな。これって男性が見て女性敵視の傾向を強める以外、誰かに”何か”を与えていますか?

有意義なものを渡せない記事は不要だと私は思います。


日本を変えたいと思うこと

「年収600万あれば子供を2人育てたい」と思う若者が過半数、しかし20代の平均年収は300万円前後 - IRORIO(イロリオ)

選挙とかで色々騒がしかった最近。
わたしは政治については門外漢なので門外漢なりの意見しか言えないとおもって口を噤んでいましたがなんかこういう記事とかあるとどうしてもそこに繋げたくなりますよね、ええ、そこというのは政治のことです。
政治に詳しければ文句とかも言えたんだろうけどまあそうじゃないから仕方ない。

ちゃんと選挙に行ってから政治に口出ししろという意見には賛成できるところもある。
でも、たぶんSNSとか流行っている現代において、波及効果のない1票ってすごい無駄だなって若者は感じてるんだと思うんですよね。
私もそう思いますもん、わたしの一票が世間を変えるとかってキャッチコピーもあったかもしれないけど、それが全く身にしみない。
たぶん選挙って方法が今の若者に馴染みがないんだと思うんですよね。
まあそういったらそれは安直すぎるんじゃないかと妹に言われたのですが。

でもよくわかってるじゃない、今の若者は無気力だとかいう記事も出回ってるくらいだし。だったらその無気力に訴えかける方法を考えないといけないんじゃないですかね。
わたしみたいに政治の知識がない人は、たぶんみんな政治は汚職まみれで、信じられない大人ばかりだって思ってる人が多いんじゃないかなぁって勝手に思ってます。そんな人に期待したところで意味ないでしょって気持ちと、その無気力が上手い具合に作用してるのかなって。


だからね、若者に色々背負わせすぎなんだと思うんですよね。
税金もそうだし、政治がうまくいかないのも若者のせいだって?少子化も?
なんか違うんじゃないかなぁと思いますけど。
もちろん自分のおばあちゃんやおじいちゃんのこと考えたら支えてあげなきゃって思うけど。でも、本当に私たちが支えてるのって、傍若無人な政治家たちなんじゃないかって、思っちゃうところもあります。


話が転々としてしまいますが、リンク先にあった賃金の問題。これも大きいですよね。
仕事柄、よく企業の採用情報や条件を見ますけど。
このご時世なのに、最低賃金切ってる企業とかごまんとありますからね。
社会保険入ってないとか、残業代払わないとか。法律ってなんのためにあるんだっけ?ってなります。校則じゃないんだからさ。校則も破るのはいけないですけどね。そこからなのかな?規則や法律を破ってもいいって思う気持ちって。

わたしはとにかく変えたい。
こんな世の中。
色々考えたんです。
あーでもない、こうでもないって。
たとえば求人サイトだって、掲載課金型だから採用コンサルタントと名乗りながらも掲載にお金がかかるから突っ込んだ話はできない。
労働環境を改善しろって言ったら掲載してくれないから。
だったら採用課金型にすればいい。実際そうすると、さっきみたいな労働基準法を丸無視したような案件ばかり集まる。案件の質を問うことができない。

どこぞの大手企業がやってましたが、ランク付けしてしまうのっていいんじゃないかなって思ったんです。
採用課金型にして、採用に至るまでは無料。その代わり、厳しい基準を定める。
言ってしまえばホワイト企業と言われる企業だけが無料で掲載できる。
それを銘打ってしまえばいいんじゃないかな、いっそ。ホワイト企業だけ集めた求人サイト!みたいな。
だって、20代のための求人サイト!とか、女性のための求人サイト!とかあるじゃないですか。求職者は企業に選別される立場であるべきではないと思うんです。そろそろ求職者が企業を選ぶ時期なんじゃないかなって。
ホワイト企業だけの求人サイト!って銘打ってやれば、集客(求職者)には困らないですよねきっと。でもそういうからにはその内情も詳しく知らないとダメですよね。だから社員を派遣したりすればいいんじゃないかな。そしたら内部の雰囲気もかけるから、うーん、自社の社員が企業の一員になって働いて、その感想をインタビューしながら原稿を書くとか。
その辺は解決の方法はありそうだけど、どこに利益を生む要素があるかってこと。
それは単純に採用課金型だから採用されれば利益が出るけれど、掲載企業を増やすためにはどうすればいい…?

なんてことを考えながらいつも布団の中で悶々しているんです。





すき家批判に対する記事を読んで

すき家のワンオペを批判するなら、牛丼にも深夜料金を払うべきだ。 (榊 裕葵 社会保険労務士) | シェアーズカフェ・オンライン

上記の記事を読んでわたしはいくつか違和感を感じました。

まず上から少しずつ、【鬼の首を取ったように0.2%のワンオペを批判している】というもの。
実際企業側が約束したことを100%守れていないことが問題なのであってそれは数の問題ではないと思います。
98点でも40点でも100点ではないのと同じこと。

しかもその引用された記事(すき家 「2店でまだワンオペ」市民団体調査 会社側は否定 - withnews(ウィズニュース))には深夜だけでなく他の時間帯にワンオペがあることもあるということが書いてある。深夜が0.2%だっただけで他は数値に出してないだけなんじゃ…って思うとやっぱりこれは責められるべきものでもあると思うのです。たしかにメディアは大げさに批判したり国民の感情を煽るように書きたがることも多いので、それに対して警鐘を鳴らすつもりなのかもしれないけどそうじゃないと思うんですよね…

あとは外国人労働者の話。確かに外国人労働者が多いことは批判されるべきではない。
けれど、わたしが求人媒体の広告営業をしていたときによく聞いたのが外国人労働者はちょっと遠慮したい…という話。勿論それに対してはわたしは「なんで?」という正義感に似たような気持ちはあったけれど、それに対して解決のアプローチを提案するのが営業の仕事だからそうした。
そこにあったのは「外国人労働者の不十分な日本語理解と接客態度」への経営者視点の懸念。
普通どこもそうなのかな、と思っていたので外国人労働者が多いというのはもしかしたら逆に、外国人労働者に的を絞って採用しているのかもしれないなという考えに行き着くのです。

先にあったすき家の問題で、働き手の不足、採用難に困った経営者が、日本に出稼ぎ(そういう言い方がいいのかはわからないので便宜上ですが)に来ている外国人労働者は先にあった問題のことも知らない、もしくは詳しく理解してないと思い”利用”しているのかもしれないって。
まあそれは、求人媒体の広告営業が提案したことかもしれませんけどね、もしかしたら。

という仮定にしかならないですけど、もしそうならすんなり「外国人労働者を雇うのは悪くない」と言えないような気がするのも事実です。

そして最後、ワンオペをするのが経営努力だという見方。

【にもかかわらず、すき家は(他の牛丼チェーン店も同様)、深夜でも通常の時間帯と同じ料金でメニューを提供してきた。これは、立派な経営努力と言えるのではないだろうか。(引用)】ということを書いていましたが、努力の方向が間違ってると思うんです。ワンオペのなにが悪いかって労働者にとって非常に負担が大きいことと身の危険のリスクがあること。

普通に深夜にひとりで客をさばくのも大変だと思うし、強盗なんかの危険も出てる。それを労働者に強いておいて経営努力??

だったら別に深夜に割増すればいいのではないでしょうか。それでもお客さんがくるような基盤を築いておくのが正当な経営努力だと思うんですよね…。

割増をして、そのときにたくさんのお客さんから「割増するな!」っていう批判が集まり、さらにワンオペするなという批判も集まったから【これ以上の改善を求めるのならば、私たち消費者が「1円でも安く」という態度を変えなければならないと思っている(引用)】と言えるのかもしれませんが…それはそれでまたそういう問題が勃発したら別で詳しく考える必要があると思うんですけどね。

確かに賃金は前より高くなったとはおもいますけど、それは順番だから。

(アルバイト、学生など側)「仕事がきついから嫌煙する」→(経営者側)「採用が難しい」→(経営者側)「仕方ないから賃金上げよう」ってのがとても簡単に追った順ですが、これがもし採用が難化する少しでも前に「仕事がきついから賃金を上げておこう」と先に経営者側がやっていれば、【人件費をケチって経営者や株主が暴利を得ているわけでは決してないことも確認できる。(引用)】と胸を張って言えると思うのですが…

まあそんなこんなで【会社の経営努力の姿勢や、私たちがいかに恩恵をうけているかという側面も、再考すべきではないだろうか。(引用)】を読み再考した結果、やっぱり同じ結論にたどり着いたよというお話でした。




他人に押し付ける成功体験

ブラック企業批判に「社畜」の根強い反論 「今の人間は働かなさすぎる」「根性なしは辞めろ!」 (キャリコネ・企業インサイダー) - BLOGOS(ブロゴス)

ううーん。ブラック企業という言葉に対する人種差別とかを論じる記事を最近読んだ(≠共感した)のでブラック企業という言葉は使いづらいですがここは便宜上使います。

ここにある自分の成功体験を元にブラック企業批判を批判する人たちの意見をみてると、不思議に思います。
なんていうか、うーん、自分が出来たから人にも出来ると思ってるのが引っかかるんでしょうかね。それと自分の成功体験を引きずってそれを元に優越感を求めるための発言というか、うまく言えないけど自分が優れた人間だという思い込みが含まれているという気がします。
人は本当にそれぞれだし、ストレス耐性や健康状態も全く異なるから、Aさんがストレスなく8時間休憩なしで働けたからBさんにもストレスなく働けるかといったらそれも違うし。もちろんストレスを決めるのはその場合その人の認識もある。たとえば8時間ぶっ続けで働くのが当然と思ってる人と、休憩を入れるのは法定だから当然と思ってる人では、感じるストレスは違いますよね。
周りの環境のせいにするなとか、自己管理出来てないだけとか、そんなのは逆に一切動機にはならないと思いますけど。
法定だからというのもありますが、周りの環境は必ず影響を及ぼすから、そのせいにしないことはできない。勿論、遊びすぎて寝不足とか、そういう時間管理ができないのは別ですよ。遊びに誘って来る奴が悪いとか、それは必然的に置かれる環境ではないですからね、そんな話にはならないですが。
労働環境はその会社に入ったら必然的に置かれる環境です。逃れるためには辞めるか変えるかしかない。
実際自分の成功体験に酔って周りを精神的に追い詰めるタイプの人間はその存在自体が害ですよね。幸福ながらわたしの身近にはいまはいませんが、この記事を読んだとき前の会社を思い出しました。
お前が残業することで他が帰れなくなってるんだよ、と言ってやりたい上司が何人もいましたからね。
人にはそれぞれのペースもあるし、仕事の仕方もある。それを残業時間というベクトルでしか見れないのは本当に残念でならなかったです。まあわたしは上司が残業していようが帰ってましたが。仕事は終わってるしやることないんだから帰って問題ないはずです。むしろやることがないのに上司に付き合って無駄に残るのは企業側にとっても残業代の無駄では?最も、企業側のこと考えてはやく帰っていたわけではありませんが。
でもそういう膿を出していかないと、そういう人たちに押されて有能な人たちも働く機会を失っていくんじゃないかなと。あとは、効率良くやるタイプの人たちは外へ逃げてしまうからこれまた企業側が損をする話なんですよね。
なにはともあれとにかくこれは「甘え」ではない。
法定の基準を破ってるのだから法的に悪だし、倫理的にも(これは先ほど述べたように人それぞれですが)許せないという人が多いからこそブラック企業に認定されたんじゃないかなと思います。
それをもっと、批判する人は感じるべきだとわたしはこれを読んで感じました。

成功体験を引きずったり、他人に押し付けるのってとっても迷惑だし悲惨なことだな(・д・`)

企業の求める人物

「自活できない」若者たちの苦悩 「働かないオジサン」が原因と分かっているけど…

なんとも言い難い記事でした。

わたしが最近、求人原稿を書いていて企業からこうして欲しいという意見を聞いていたときのことです。
人事の方が、わたしに若い人が欲しいとか、バリバリ働ける人がいいから主婦はいらないとか、そんなことばかりを言うのです。勿論とても丁寧な方だったので、そんな言い方ではありません。
「以前別経由で50代の人を一度雇ったことがあるんだけど、そのときただ自分のプライドだけで動かれて、うちは営業らしい営業でごり押ししてるわけじゃないのに、社長に”いくらまでなら値下げできますか?この額なら契約するって客が言ってるんですけど”って言って来たの。でもうちは値引きでやってるわけじゃないから、そうやって言ったのに”俺のやり方に文句あるのか”って。チームワークを大事にするうちの会社がとてもギスギスしたことがあったんです。歳をとってるとプライドがあるから若い子がいいんです」
そんな旨をお話しされました。若い労働力を欲する企業は多い。勿論、求人原稿に年齢制限はできないので(※もちろん例外措置もある)、それはできないとお断りしたのですが。
働かない50代みたいな書き方をされていたこの記事を読んでこのことを思い出してしまいました。
働かないというよりは、自分が築いてきたものがあるから、時代錯誤だしやり方変えてくださいと言われたところですぐに順応するのは難しいというところでしょう。それは勿論プライドや自尊心もあるし、実際に何が時代錯誤なのかがわからないということもある。
それが結果として生産性を下げてるというのが本当のところなんじゃないですかね。働かないんじゃないと思う。

この企業のいう主婦は嫌だというのも非正規雇用に占める女性の割合が高いというのと合致する。この企業がいうには、
「仕事内容的に土日は出勤になる。なのにいまいる子育てしている主婦は土日におやすみを取ってしまう。相談の上だったが、一番忙しいときに休まれるのは困るんです。だから子どもいなくて若くてバリバリやれる、土日出勤可能な方がいいんです」
企業の言い分もわかるし、子育てしているから土日出れないとかそっちの事情もわかります。
結局、スキルや経験の面から欲しいと思う人材に合致していても、そういったところで合わない。
結局お断りするしかないし、求職者も職が決まらない。

わたしは専門家じゃないから感想だけ述べさせてもらうと、会社が飽和してるんじゃないのかなって思ってしまう。どのみち求職ニーズはずれてるんだし、新しい人が欲しいと思ってても来ないところは来ないんですよね。でもわたしがおもうシフト制の導入のためには、労働人口を分散させちゃいけないんですよね。シフト制だから、定時で働くよりたくさんの人数が必要だろうし。
勿論大企業ばかり残すようじゃダメだというのはわかる。そんなことしたら新しい革新的なアイデアがでなくなってしまうだろうし。
ならどうしたらいいのかな。だからこの記事も、打開策なしに書かれていたんだろうな。
すごく夢物語だけど、生まれたときにいくらかたくさんのお金を一人に渡してやればいいんだ。どうせマイナンバーとかやるなら。詳しくは知りませんが。
そしたら親が使うことなく子どもも親の収入に左右されることもない。みんなに平等なお金が渡されて、親はお金の管理の仕方だけ教える。さて、じゃあ次はその財源の確保だな。政治家は一律お給料下げちゃおうかヽ(^ω^)ノ

まあそんな夢物語話してても仕方ないですね。最近アホらしくて政治をチェックしなくなってしまったわたしにはわからないことだけど、政治家さんたちには使い込む金があったらとりあえずもうちょっと日本のこと考えていただこうかと思いました。